卸価格が上昇して値上げを余儀なくされる場合の上手な対処法とは?
しかし、お店で使用する食材の卸価格がどんどん上昇していて、利益が減少していっている状況です。今のところ値上げは実施していませんが、利益が出るギリギリのところを推移していて、今月はついに開業以来それなりに大きな赤字を出してしまいました。
人員を減らしたり、営業時間を短くしたりなど、値上げをしなくてもいいような対策もいろいろ考えてみましたが、サービスの質を低下させることは客離れにつながると思い、商品の値上げを実行することを決意しました。
正直、他の方法で対処した方がよいのでは?と今でも正しい答えは見つかっていないのですが、いずれにしてもこのままでは経営が破綻してしまうので、値上げで対策する決意は変わりません。
卸価格が上昇して値上げを余儀なくされる場合の上手な対処法があれば教えて欲しいので、ご回答どうぞよろしくお願いいたします。
誠実な対応で値上げを乗り切ろう
食材の値上げの要因には、電気やガスなどのライフラインの燃料価格の高騰も大きく関わっています。さらに、運送代金の値上げも起きていて、食べ物以外にも全ての製品の値上げをせざるを得ない状況が続いてます。
商売をしている方にとって、お客様に愛されている商品を突値上げすることを心苦しく思うのは当然のことです。ただし、世の中の状況的に値上げをするのは当然だという風潮があるため、誠実な対応で値上げを行えば、お客さんにもすんなり受け入れてもらえる可能性は高いといえます。
いきなり予告なしに値上げをするのはNGです。大切なのは状況の説明で、なぜ値上げをすることになったのかを丁寧に伝えて、実際に値上げを慣行する日時をお知らせしましょう。これがお客様に対する誠実な対応です。
もちろん、値上げはお客さんにとっては不利益な情報です。しかし、商品の良さを見直してリニューアルなどをすれば、商品に付加価値がついて値上げを受け入れてもらいやすくなります。
商品はそのままでも、商品の良さをしっかりアピールすることも、値上げ対策としては有効な手段です。