



卸売業と小売業の違いは?

私は小さい頃から勉強が苦手で、大学進学は諦めて高校しか出ていません。妻は大学を卒業していますが、偏差値はかなり低い学校で、こんな二人から生まれた息子がなぜか学校の成績がかなり良いです。
ということで、難しい質問をされることも多く、今回は良いところを見せられると思ったのですが、そうはいきませんでした。
いつもは息子から質問されたことに答えられなくても自分には関係ないことだとスルーするようにしていたのですが、今回は社会人として覚えておいた方がよいことだと思うので、卸売業と小売業の違いについて分かりやすく教えてください。
あと、卸業者と商社がしている商売の違いについても質問されたので、それについてご回答いただけるとありがたいです。

仕入れた商品を誰に売るかに違いがあります
ということで、仕入れた商品を誰に売るかが、卸売業と小売業の違いとなります。
卸業者は、メーカーなどから仕入れた商品を一般の消費者ではなく、スーパーやコンビニなどの小売業者にまとめて販売する業態の企業です。スーパーやコンビニなどの店舗が卸売業者から商品を仕入れる際には、店頭で販売されている小売価格から割引きされた卸売価格で購入します。
より深く説明すると、一口に卸売業といっても一次卸、二次卸、その他卸に分類され、それぞれ販売先によってさらに細分化されます。
卸売業者が商品を小売業者に販売するのに対して、小売業者は商品を一般消費者へ販売します。顧客が企業であれば卸売業、一般消費者であれば小売業に分類されます。
商社がしていることも卸業者と似ていますが、商社は商品の在庫管理など物流を行うことはなく、商品の原料の買い付けを主な業務としています。
食料品や自動車、エネルギーなど、世界中のあらゆるものを取引する会社を総合商社と呼び、特定のものを取引する会社を専門商社といいます。