



農家と直接と卸業者と取引するではどちらがよいですか?

子どもの頃から勉強が苦手で、自分でもできることを探して高校を卒業してすぐに料理の道に進むことを決め、いろいろなお店で修行を積んできました。
その間調理師免許も取得して、バカな私でもこの道でならお金を稼げることを確信し、20歳の成人式のときには明確な目標を立てて、目標通りに35歳の今お店をオープンできることになりました。
利益を出すには良い食材を安く仕入れなくてはいけないのですが、農家から直接仕入れるのと、卸業者と取引するのではどちらがよいか教えてください。

それぞれに様々なメリットとデメリットがあります
農家と直接取引することの最も大きなメリットは、仲介手数料などの余計なコストを削減できることです。
卸売御者との取引でも、仲介料は発生します。農家との直取引なら、規格外の食材をリーズナブルに仕入れることができます。
市場にはほとんど出回らない希少な食材を仕入れられることも、農家と直接取引することで得られるメリットです。
直取引なら、収穫してからお店に届くまでの時間を短縮できるため、鮮度が高いうちに調理できることも大きなメリットとなります。
農家と直接取引したくても、簡単には取引先が見つからないのがデメリットです。すでに取引先があるなら問題ないですが、自店のメニューに適した食材が仕入れられる農家を見つけるまでには、多大な労力や時間を費やすことを覚悟しなくてはいけません。
農家との直取引では、天候や災害などの影響で食材が入ってこないリスクもあります。契約後は、料金と量、オーダーなどの変更、キャンセルなどを受け付けてもらえない場合が多い点もデメリットとして挙げられます。
卸業者と取引することで得られるメリットには、様々な食材を臨機応変に仕入れられることがあります。
食材の目利きに長けた卸売業者と信頼関係を築くことができれば、より良い食材を仕入れられるようになります。まとめて注文することで、より安い価格で購入できる場合もあります。
デメリットとしては、農家よりは仕入れ価格や高いことや、単体で購入するとより価格は高くなることが挙げられます。
卸業者と信頼関係を築くまでに時間がかかる可能性が高いことも、デメリットといえます。